理研未来革新アライアンス会長挨拶

「未来社会への貢献と新たな創造のために」

(株)堀場製作所
代表取締役社長
足立 正之

一般社団法人理研未来革新アライアンス(RIKEN Future Innovation Alliance)の会長を務めます、足立正之でございます。当法人は、昭和62年に「理研と親しむ会」として設立され、理化学研究所(理研)と企業の連携を深め、科学技術の社会還元を目指して活動を続けてまいりました。設立30周年を迎えた平成29年には、さらなる発展を期して「理研と未来を創る会」と改称し、産業界と理研との協力関係を一層強化するための様々な活動を展開してまいりました。

本年、当会は新たな段階へと進むべく、「一般社団法人理研未来革新アライアンス(RIKEN Future Innovation Alliance)」として法人化する運びとなりました。法人化により、活動の永続性を担保するとともに、社会的信用力の強化と透明性の確保を一層図ることが可能となります。これは、これまでの会員企業の皆様のご協力とご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。

現代社会は、新型感染症の拡大、気候変動、国際情勢の悪化など、多くの地球規模の課題に直面しています。そのような中、知識集約型社会へのパラダイムシフトが急速に進行しており、私たちの使命はますます重要となっています。理研の百年を超える歴史と「理研精神」を基に、私たちは未来社会のビジョンを共有し、その実現に向けて理研と産業界が相互に協力することで、新技術・新産業の創出を目指していきます。

具体的な活動として、理研との密接な交流を促進する講演会、見学会、セミナーの開催や新技術・新産業の創出に向けた協力事業、さらには人材交流事業などを展開し、会員の皆様にとって意義のある会にしてまいります。これにより、理研と産業界が互いに切磋琢磨し、共に成長していくことを目指しています。

私たち理研未来革新アライアンスは、理研と産業界の連携を一層深め、未来社会の課題解決に貢献する新たな産業の創造に取り組んでまいります。皆様のご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2024年10月